視力測定は、眼のものを見る能力を調べる最も基本的な検査です。
視力検査は誰もが学校や会社の健康診断、また免許証を取得するときなどに何度か体験していると思いますが、眼科ではより詳しく時間をかけて調べます。
測定の方法は、標準照度200ルクスの明るさの下で、輪に切れ目を入れた「ランドルト環」と呼ばれる大小の絵図を5メートル離れた距離から見て、輪の切れ目の位置を正しく答えられるかどうかで視力の能力を判定します。
視力には裸眼視力(眼鏡をかけない視力)と矯正視力(眼鏡をかけた視力)の2種類があります。検査ではまず肉眼で左右の目を交互に調べます。次に、レンズを段階的にはめていき、最良の矯正視力を検出します。
調節力が低下し、老眼の始まっている年齢の方には、さらに近方の視力も測定します。最後に眼鏡を使用している方の場合は手持ちの眼鏡での視力も測定します。